企業に勤めるちょっと太めの薬剤師のつぶやき

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医療崩壊が他人事ではなくなってきました。。。もう一度個人でできることを思い出してください!

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非常に残念なニュースが報じられました。

 

陽性患者、転院先見つからず...呼吸不全で死亡

news.yahoo.co.jp

 

実際に起きたことは以下の通りです。

大阪市内のコロナ患者用の病床を持たない医療機関の病院長が報告。この病院では11月25日に発熱で入院した80歳代の男性患者が、同26日、コロナの陽性と判明。男性には基礎疾患があり、病院側は、コロナ患者の受け入れ先を調整する府の「入院フォローアップセンター」へ転院先を探すよう依頼をしたが、見つからないまま、同30日に呼吸不全で死亡した。 

 

病院長によると、院内の患者の感染が判明した場合、これまで1、2日間で専用の病床を持つ医療機関に転院できたが、「第3波」の現在は5~13日かかっているという。

 

お亡くなりになった方の、ご冥福をお祈りいたします。

 

大阪では、医療機関の受け入れ態勢が逼迫しており、受け入れまでの期間が、
長くなってきているようです。

 

これは他人事ではないと思わなければ行けません。
新型コロナウイルスの第3波がいつ収束するのか、全く見込みが見えてきません。

 

少なくとも短期間で劇的に、医療提供体制は変わらないし、
感染者数は減ることもありません。
海外では一部のワクチンが承認され使用が開始されていますが、
まだまだ分からないことも多く、日本でも今すぐ接種できる訳ではありません。

 

そうなると、これは大阪の一部の地域で起きたことではなく、
全国的に起こり得ることだと思ってください。

 

私たちは現状を受け止めなければなりません。

 

個人でできることは、徹底していきましょう。

  • マスク着用
  • こまめな消毒
  • 3密回避

上記は、新型コロナウイルス感染の拡大初期のころから、アナウンスされており、
早くからみんなで取り組んできたことです。
いま、徹底できているでしょうか?

 

マスクの着用については、だいぶ定着してきたようです。

 

消毒については少し、意識が薄れているように感じます。
最近スーパーに買い出しに行くと、以前は店頭に置いてあった消毒薬が
入り口の隅っこのほうに移動していました。
そのためか、消毒液をスルーして入店する人が増えていました。

 

密閉、密集、密接については、やはり緊急事態宣言時より
緩んでいるように感じます。

 

こういう状況の時、人は『誰かのせい』にしがちです。

  • 政府がちゃんと対応しない
  • みんな、消毒していない
  • 友達は飲み会で楽しんでいた

だから、『自分も少し気を緩めても大丈夫!』ではないです。
上記が事実だとしても、あなたや、あなたの大切な人が、感染した時、
待っているのは医療崩壊による、適切な医療が受けられない現実かもしれません。

 

マスコミはGoToキャンペーン等の政府の批判をすることが、
まるで使命かのように、連日繰り返していますが、ぜひ個人でできることを
思い出してもらうようなメッセージを出してほしいです。

 

まとめ

今一度、個人でできることを思い出してください!