企業に勤めるちょっと太めの薬剤師のつぶやき

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消毒用アルコールスプレーで火事?! 冬は使い方に注意しよう!

 

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新型コロナウイルスの感染予防として、
3密回避、手指の消毒、マスクの着用の徹底が重要であることは、周知の事実です。

 

これから冬を迎えるにあたり、3密回避のための、換気をどうするかなど
ワイドショーでも話題になるっていると思いますが、
これとは別に、薬剤師として、気を付けてほしいことがあるんです!

 

手指の消毒に使う、『消毒用アルコール』の取り扱いについてです。
この消毒用アルコールは、燃えます!

 

こちらの動画をご覧ください。


【nite-ps】石油ストーブ「12.近くでアルコール消毒液を使用して引火」

 

こちらの動画は、独立行政法人 製品評価技術基盤機構が
2020年11月26日に消毒用アルコールによる、火災の危険を
注意喚起するために公開された動画です。

 

こちらの動画は、当然ながら安全に配慮した状態で実施しているので、
火災には至っていませんが、もしご家庭で、ストーブの近くに
燃えやすいものが置いてあったら、火災の原因になりえることは
この動画を見ていただいて分かったと思います。

 

今まで、家庭で消毒用アルコールを使う機会がなかった人は、
使い方に慣れていなかったと思うので、特に注意が必要です。

 

こちらは石油ストーブを例にしていますが、次は東京消防庁が作成した
消毒用アルコールに関する、注意喚起の動画を2つ紹介したいと思います。

 


消毒用アルコールによる火災の危険性①

 

一つ目の動画は、消毒用アルコールで、消毒した直後に、たばこの火を
着けようとした場面を再現しています。

 

動画では安全のため、火がついても手を怪我しない手袋を着けていますが、
たばこを吸う人にとっては、衝撃的な動画だったのではないでしょうか?

 

次の動画は、消毒用アルコールの性質を紹介した動画です。

 


消毒用アルコールによる火災の危険性②

 

よくキャンプに行く方はご存知かもしれませんが、
アルコールは引火しても、炎が見えにくいです。でもしっかり燃えています。
見えないからと言って、熱くないわけではないんです。
この性質のせいで、引火に気づかず、他のものに火が移ってしまう原因になるのです。

 

これらの、動画を見て、消毒用アルコールは危ないから使わない!
とはならないで欲しいです。
消毒用アルコールは、感染予防対策に有効な手段です。
性質を理解して、正しく使ってほしいと思っています。


消毒用アルコールを使うときは、以下を徹底してください。

  • 火気の近くを避けること
  • 使用直後に火気を使用しないこと
  • 直射日光が当たる場所や、高温になる場所に保管しないこと

これらをしっかり理解して、正しく感染予防に努めてください!
できれば、この内容を周りの人に教えていただいて、
この冬の防火対策になればいいと思っています!